パリフランス名和晃平彫刻
ART

名和晃平の新作「Ether(Equality)」パリのスガン島で公開開始、6/28〜

2023年6月28日、パリ・セーヌ川に浮かぶスガン島に制作された彫刻家・名和晃平の新作彫刻「Ether(Equality)」が公開されます。

本作はスガン島の文化再興を目的とした屋外彫刻モニュメントの建設プロジェクトのために企画されたもので、国際コンペティションから名和晃平が制作アーティストに選出されました。

高さ25メートルに及ぶ巨大彫刻は、名和晃平の作品の中でも最大級のものとなります。

 

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ルーヴル美術館に続き、パリで2作目のモニュメント制作

日仏修好通商条約締結から160周年にあたる2018年、フランスでは日仏合同プロジェクト「ジャポニスム 2018」を開催。

その一環として、ルーヴル美術館のシンボルであるガラスのピラミッドの下に、彫刻家・名和晃平の巨大な彫刻作品「Throne(スローヌ)」が、常設作品として設置・公開されました。

玉座をイメージして制作された、高さ10m以上、重さ3トンにも及ぶ黄金に輝く彫刻作品は、ガラスのピラミッドの真下で輝きを放ち、公開当時大きな話題を呼びました。

ルーヴル美術館での作品展示に続き、2023年6月、パリの西に位置するスガン島に名和晃平の新作彫刻が公開されることが発表されました。

 

20世紀のフランス史を象徴する「スガン島」

スガン島はセーヌ河の中洲の一つで、世界遺産にも指定された一角のやや下流に浮かぶ小さな島です。

20世紀のフランス史を象徴する場所で、1929年から「ルノー」の自動車工場があり、当時は国内最大の規模を誇る国の基幹産業のシンボルのような存在でした。

1992年に工場が操業停止となり、廃墟となった工場は解体されています。

 

2017年に「ラ・セーヌ・ミュジカル」をオープン

2009年、スガン島を文化の中心地として再興すべく、フランスの建築家、ジャン・ヌーヴェルをディレクターとした再開発計画が始動。

2017年には巨大なミラーボールのような近未来的なデザインの音楽堂「ラ・セーヌ・ミュジカル」がオープンしました。建築設計を手がけたのは日本の建築家、坂茂です。

 

名和晃平の新作彫刻「Ether(Equality)」

名和晃平 Ether

そしてさらに、この島に新たな彫刻モニュメントを建設するプロジェクトのために企画されたのが、名和晃平の彫刻作品「エーテル(平等)」です。

オードセーヌ県が2019年に主催した国際コンペティションにて、世界中から選出された35の候補作品の中から、名和晃平がグランプリを勝ち取りました。

 

「égalité(平等)」をテーマに制作された本作は、高さ25メートルにも及ぶ巨大モニュメントで、名和晃平の作品のなかでも最大級のものとなります。

今回、フランスのデジタルアートを牽引するプラットフォーム「DANAE.IO」とタッグを組み、コロナ禍の渡航制限などを乗り越えながら制作が進められ、2023年6月28日にいよいよお披露目となります。

 

水が地面に落ちて広がってゆく様子を表した彫刻

水滴をイメージした本作は、水が地面に落ちてゆっくりと広がってゆく様子を段階的に表しており、連続する様々なシルエットが配置されています。

全体は十二角形をベースとした多面体で構成されており、薄いシルバーピンクのステンレスが光を反射し、セーヌ川を流れる水や周りの風景と調和します。

 

パリ・セーヌ川に浮かぶスガン島の新しいモニュメントとなる本作。

坂茂設計のラ・セーヌ・ミュジカルの多面球ドームと調和しながら、パリの景観に新しい風を送り込んでくれそうです。

 

 

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