日本美術歴史浮世絵錦絵
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錦絵とは?浮世絵との違い、錦絵の歴史と代表作について詳しく解説

「浮世絵」と聞くと、多くの人が北斎や写楽、歌麿といった有名な絵師の名前が頭に浮かぶのではないでしょうか。

その大胆な構図と鮮やかな色使いの作品を思い浮かべる人もいるかもしれません。

では、「錦絵」をご存じでしょうか。

実は、私たちが見ている浮世絵の有名作品の多くは「錦絵」と呼ばれるものなのです。

ここでは、浮世絵と錦絵の違いや錦絵の代表的な作品について、その歴史的背景を交えながら解説していきます。

 

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錦絵とは

江戸時代に流行した浮世絵の中で、明和年間(1764~1772)以降に広まった、多色で刷られた精巧な木版画が「錦絵」です。

多い時には10色以上もの色を重ね刷りする版画は、錦織のように美しいことから「錦絵」の名で呼ばれるようになりました。

さまざまな職人が分業で共同制作し、同じ絵柄の絵を何枚も仕上げていきます。

まず「版元」と呼ばれるプロデューサーが、題材を選んで企画。

「絵師」は版元の意向に沿って下絵を描きます。

次に「彫師」が下絵に沿って版木を作り、最後に「摺師」が版木に色を乗せて摺り上げていきます。

専門集団によって摺りあがった錦絵の鮮やかな色彩は、江戸の人々の人気を集め、現在では美術品としても国内外から高い評価を得ています。

 

浮世絵と錦絵の違い

浮世絵の「浮世」とは、元は「憂き世」。つらいことの多いはかない世の中という厭世的な意味でした。

しかし、江戸時代には転じて享楽的に生きるべき世の中という意が強くなり、「現代風な」「当世風な」という意味で使われるようになりました。

「浮世絵」とは「当世風の絵」、江戸時代に描かれた風俗画全般を指します。

浮世絵の技法は、色鮮やかな木版画だけではありません。

墨一色で刷られたものや、絵師が筆で直接紙に書いた一点物の「肉筆浮世絵」もあります。

浮世絵の中で多色摺りの木版画のことを「錦絵」といい、つまり「錦絵」は浮世絵の技法のひとつになります。

私たちが親しんでいる富嶽三十六景や東海道五十三次は「浮世絵」のなかのひとつのジャンル、「錦絵」の代表作と言えます。

 

江戸の流行・風俗がわかる

「浮世=現代風」の「絵」という呼び方にも表されるように、浮世絵は当世の流行を描いた絵でした。

中でも版元が企画する錦絵は、そのときどきに流行っている歌舞伎や見世物、噂の美人や最新の着物などをいち早く取り入れることによって人々の関心を集め、庶民から大名まで幅広い層の人気を呼びました。

錦絵に描かれる女性の顔立ちや着物の変化で時代毎の流行を見ることができるのも楽しみの一つです。

錦絵は江戸の人々にとって、最新の風俗情報やファッション情報の宝庫でした。

 

錦絵の歴史

江戸時代中期に裕福な俳諧人の間で流行り始める

江戸時代中期、裕福な俳諧人たちの間で、当時「大小」といわれていた「絵暦」という絵入りの暦を摺って交換し、その趣向を楽しむことが流行していました。

より贅沢で華美なものを求めるようになり、それに応じて新たな技術を開発、多色摺木版画の技術が飛躍的に向上します。

従来の墨摺や紅絵の版画と比べて、錦織のような鮮やかな美しさだったことから「錦絵」と称して売り出されました。

初期の錦絵の発展には浮世絵師鈴木春信が大きく貢献しています。

 

一般庶民の間で流行

錦絵は裕福な人々の間だけでなく、庶民にも広まっていき、文化・文政期(1804〜1830年)には最盛期を迎えます。

早く大量に摺る技術が確立されたので、美しい絵が庶民にも手頃な価格で購入できたのです。

大判の錦絵がだいたい蕎麦1杯の値段で売られていたといいます。

身近に楽しむ絵画として広まった錦絵は、時代の先端を行く風俗や話題を次々に取り上げ、趣向を凝らした描写で人々を喜ばせました。

中でも歌舞伎俳優を描いた「役者絵」や話題の美人を描いた「美人画」、相撲の力士や武者の絵はブロマイドのような存在で、常に人気でした。

また全国の景勝地を描いた「名所絵」は旅行ガイドのような役割も果たし、なかなか旅行へ行くことができない庶民がバーチャル旅行を楽しむツールとして人気を呼びました。

 

幕府による厳しい検閲を受けた時期も

江戸時代には文化に対する検閲が厳しくなった時期がありました。

江戸の三大改革と言われる「享保の改革」「寛政の改革」「天保の改革」期です。

幕府の財政が厳しくなり、賄賂に対する懲罰、質素倹約の奨励、贅沢品や風俗の取り締まりが厳しくなり、役者絵や美人画、春画は厳しい規制の対象に。

それでも絵師たちは厳しい検閲の目をかいくぐり描き続けました。

喜多川歌麿は寛政の改革時、さまざまな手段で検閲を逃れてきましたが、ついに厳しい検閲にかかり、手鎖50日の刑を受けています。

歌川国芳は天保の改革に徹底的に反抗し、役者絵を悪戯書きに見立てたり、動物を擬人化して諷刺したりと、あらゆる方法を使って描き続けたたことで知られています。

 

日清戦争や日露戦争時には戦争絵として広まる

浮世絵というと江戸時代というイメージですが、明治にもう一度ブームが起きました。

1894年に勃発した日清戦争の時期です。国の総力を挙げての大きな戦争で、国民意識を駆り立てるものでした。

江戸時代以来の絵師たちも戦争絵に飛びつき、光線画で有名な小林清親、水野年方、右田年英らが、報道画として戦争絵を描いています。

1904年に起こった日露戦争時にも戦争絵が描かれましたが、既に写真報道の時代に移っており日清戦争の時ほどのブームには至りませんでした

 

明治時代から徐々に衰退

大政奉還で徳川幕府が倒れ、時代が大きく動いた明治期。

文明開化で変わりゆく明治の最先端風俗を描いた「開花絵」や、当時発行され始めた新聞人気に目を付けた版元が、人目を引きそうな記事に錦絵を付けて売り出した「新聞錦絵」も発行されました。

また、日清戦争を題材とした「戦争絵」も描かれ人気となります。

しかし、写真報道の本格化など、時代の流れには逆らえず、錦絵はだんだん勢いを無くしていき、大正12年に起こった関東大震災で多くの版元が全滅。錦絵は終焉を迎えることとなりました。

 

錦絵の主なジャンル・モチーフ

美しい女性を描いた「美人画」

色鮮やかな錦絵の画題として数多く取り上げられた美人画。

吉原の遊女や、茶屋の看板娘など、実在の人物が描かれています。

当時の江戸では、茶屋の看板娘は身近なアイドル、遊女はモデルや芸能人のような存在だったのでしょう。

遊女を描いた錦絵は、着ている着物も関心の的。ファッション誌を楽しむ感覚で錦絵を楽しんでいたようです。

鈴木春信、喜多川歌麿、歌川国貞は美人画の名手として知られています。

 

歌舞伎俳優・有名人を描いた「役者絵」「死絵」

江戸時代、芝居見物は庶民の娯楽でした。

特に歌舞伎は人気が高く、役者の物まね教室ができるほどの人気だったそう。

錦絵では、歌舞伎役者の姿を描いたものを役者絵、人気のある役者が亡くなった時に訃報を兼ねて作られた錦絵を死絵といいます。

役者絵は現代のブロマイドのような扱いで、女性たちが贔屓の役者の錦絵を買い求めていました。

実際に行われている歌舞伎演目を取材した役者絵は大人気で、地本問屋や絵草紙屋の店頭の目立つ場所に陳列されていました。

役者絵を得意とした絵師としては、東洲斎写楽や歌川国芳が有名です。

 

力士や歴史上の勇者・武者を描いた「武者絵」

歌舞伎と並ぶ庶民の娯楽だった相撲観戦。

人気力士の登場で相撲人気が高まった18世紀末頃、ちょうど黄金期を迎えたのが錦絵です。

力士の特徴をうまくとらえた相撲錦絵は、相撲人気を一層盛り上げました。

18世紀後半は、寛政の改革で庶民の風紀の取り締まりが制限され、錦絵でも春画や風刺画は厳しく取り締まられた時期。

そうした社会背景もあり、戦国時代の武将を描いた「武者絵」もブームになりました。

歌川国芳は武者絵で絵師としての名を挙げています。

 

全国の景勝地を描いた「名所絵」

参勤交代によって街道が整備され安全に行き来することができるようになった江戸時代。

しかし、庶民が今ほど自由に旅行に行くことは許されていませんでした。

そこで人気が高まったのが、旅の先々の様子を描いた名所絵です。

美しい多色摺錦絵の登場で、名所絵は美人画、役者絵と並ぶ浮世絵の人気ジャンルとなりました。

手軽に旅行気分を味わえる名所絵は、人々にとって大きな楽しみだったのではないでしょうか。

北斎の「富嶽三十六景」や広重の「東海道五十三次」は大ヒットとなりました。

 

ユーモアや駄洒落を描いた「戯画」

江戸後期、歌川国芳を中心にユーモアあふれる作風と笑いのセンスに満ちた「戯画」がさかんに描かれました。

猫が擬人化されて人間のように生き生きと動き回ったり、人間の欲望をユーモラスに諷刺したり、人間をパズルのように組み合わせて一つの形にする寄せ絵など、機知に富んだ知的な笑いや苦笑をさそう笑い。

戯画の流行の裏には、幕府による娯楽の規制の中でもなんとか楽しもうという絵師と庶民の意識が感じられ、今見ても斬新な江戸の笑いを垣間見ることができます。

 

社会風刺・政治批判を描いた「見立て絵」

乱れた綱紀を正そうと、贅沢や娯楽を制限・禁止した天保の改革。

美人画や役者絵をはじめ錦絵も大幅に制限されました。

絵師たちは幕府から描くことを禁じられた内容を、「見立て絵」として描き、規制をかわしていきます。

歌川国芳作「源頼光公館土蜘蛛作妖怪図」は、平安時代の武士「源頼光」がその部下の四天王とともに土蜘蛛の妖怪と対峙している絵です。

しかしこの絵には、多くの制約をもたらした天保の改革への批判が隠されているとして、大変な評判を呼びました。

幕府へ不満を持っていた当時の人々は、「見立て絵」の裏の意味を読み取り、解釈を語り合って楽しんだのです。

 

R18・ポルノを描いた「春画」

浮世絵は「現在」を意味する「浮世」を題材にした庶民の生活を多く描いていますが、こうしたジャンルのひとつが春画で、主に性的なもの、今で言えばポルノが題材でした。

幕府から取り締まりを受けることもありましたが裏で取引され、高い人気を誇りました。

春画は多くのお金を稼げたため、名だたる絵師はこぞって春画を描き、鈴木春信、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国芳もたくさんの春画を残しています。

現代では、人々の生き生きとした様子が芸術として高く評価されています。

 

錦絵の代表的な絵師と代表作

鈴木春信

「錦絵の祖」と称され、錦絵の誕生に大きく寄与した鈴木春信。

江戸時代中期の裕福な趣味人の間で流行した美しい絵暦によって多色摺版画が注目され、その技術を取り入れた春信は頭角を現しました。

初期の錦絵の淡く和やかな色彩が特徴。鈴木晴信の美人画は、可愛らしく優しい、繊細な雰囲気です。

「笠森お仙」など町の看板娘も描き、その錦絵は飛ぶように売れたといいます。

お仙を見るためだけに店を訪れたという記録も残っているほど人気を呼んだ錦絵は、江戸時代の「ブロマイド」ともいえるでしょう。

 

礒田湖龍斎

1770年頃デビューした礒田湖龍斎は、鈴木春信に大きな影響を受けた絵師で、はじめは鈴木春広、あるいは湖龍斎春広と名乗っていました。

やがて春信の型から抜け出し、肉感をもった独自の美人画を確立していきます。

極端に縦長な紙を使った柱絵は、湖龍斎の出世作となります。

1776年頃の作品「雛形若菜の初模様」は、吉原の遊女に新着の着物を着せた江戸時代のファッションカタログ的存在でした。

湖龍斎の代表作となったこの作品は大判を採用し、以降大判が錦絵の基本となりました。

 

喜多川歌麿

北斎、広重、写楽と並び、世界的に有名な浮世絵師、喜多川歌麿。

狩野派に師事していましたが、版元・蔦屋重三郎に見出され、錦絵を手掛けます。

やがて評判の町娘や遊女たちを魅力的に描き、浮世絵美人画の第一人者として有名になりました。

歌麿の特徴は、役者の大首絵の構図を美人画に取り入れた「美人大首絵」。

雲母の粉を用いた雲母摺りで、光沢のある仕上がりも特色です。

「ポッピンを吹く女」をはじめとした「婦女人相十品」や「歌撰恋之部」などのシリーズが大ヒットし、人気は不動のものに。

しかし、幕府が風紀を乱すものとして浮世絵を禁じたことから風紀取り締まりの重い処分を受け、その二年後にこの世を去ることになりました。

 

東洲斎写楽

写楽は謎の絵師として知られます。

活躍したのは1794年5月から翌年の1月にかけてのわずか10か月。

この短期間に145点余りの作品を版行したのち、忽然と姿を消してしまうのです。

写楽の代表作は、役者絵の中でも「大首絵」と呼ばれるもの。

目のしわや鷲鼻、受け口などの顔の特徴を誇張した大胆なデフォルメ、ダイナミックな表情やポーズは強烈な印象を残します。

役者のブロマイドとして美化して描かれるのが通常だった大首絵の中で、写楽のそれは異質。賛否両論を巻き起こしました。

写楽の作品はすべて蔦屋重三郎の店から出版されていました。

 

歌川国芳

そのユニークな画風から「奇想の絵師」と呼ばれ、近年再評価されている歌川国芳。

江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。

奇抜で大胆、自由闊達。歌川国芳の錦絵は、彼の性格そのままだったといいます。

売れない時期が続きましたが、30代前半に描いた「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」シリーズで一躍人気絵師に。「武者絵の国芳」と呼ばれるまでになりました。

一方で、自身の大好きな猫や、魚、狸などを擬人化したコミカルな戯画も多く残しています。

国芳の作品は反骨と風刺の精神に富んでおり、江戸の人々の圧倒的支持を得ました。

 

葛飾北斎

浮世絵界の巨星、葛飾北斎。

アメリカのLIFE誌が「この1000年で最も重要な出来事と人物100選」で唯一選出した日本人が北斎です。

新千円札にも採用された「神奈川沖浪裏」は、誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。

十代で人気浮世絵師、勝川春章に入門して絵師になった北斎でしたが、研究熱心で師に内緒で狩野派や当時伝わってきていた西洋画を学んだため、破門。

浮世絵だけでは飽き足らず、狂歌絵本や挿絵、絵手本などにも手を広げていきました。

有名な「北斎漫画」は弟子たちのためのお手本集として描かれたものです。

そんな北斎が錦絵に本格的に再挑戦した「富嶽三十六景」は、70歳を過ぎてからの版行。

90歳で亡くなる時まで真の絵描きを目指して研究を続けました。

 

歌川広重

定火消同心の家に生まれた家督を継いだ歌川広重は、火消を本業としながら歌川豊広に師事。

美人画や役者絵を描いていましたが、20年近く売れない日々を過ごしたのち、家督を譲って画業に専念します。

やがて、「東都名所」シリーズを皮切りに、「本朝名所」を刊行。

1833年に「東海道五拾三次」が大ヒットし高い評価を得ます。

広重の名所絵は、風景だけでなく行きかう人々や名物が繊細に描かれており、旅行ブームだった当時の江戸の人々の旅への憧れをかきたてる名所絵として爆発的な人気を呼びました。

広重の錦絵は、美しい藍色と大胆な構図でヨーロッパやアメリカで評価され、ゴッホやモネにも大きな影響を与えたことでも知られます。

 

錦絵を所蔵している主な美術館

すみだ北斎美術館(東京都)

北斎生誕の地であり、生涯を通して暮らした東京都墨田区に開館した「すみだ北斎美術館」。

北斎の代表作「富嶽三十六景」をはじめ、「諸国瀧廻り」や「諸国名橋奇覧」など、有名な錦絵のシリーズが一堂に会します。

90歳で世を去るまで理想の絵を追い続けた北斎の人生や、画風の変化など、北斎の魅力を余すところなく伝えます。

 

すみだ北斎美術館

開館時間:9:30~17:30

休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)

入館料: .一般:400円(団体320円)、高校生、大学生、専門学校生、65歳以上:300円(団体240円)、未就学児童、小学生、中学生:無料

 

太田記念美術館(東京都)

都内でも数少ない浮世絵専門美術館、太田記念美術館のコレクションは、保険会社社長を務めた5代目太田清藏が収集した浮世絵を中心に約14000点。

喜多川歌麿や葛飾北斎、歌川広重たちの代表作や、浮世絵の歴史を網羅できる広い範囲を収めた内容となっています。

肉筆画、錦絵ともに逸品を数多く所有しており、浮世絵の個人コレクションとしては世界有数の規模を誇ります。

 

太田記念美術館

開館時間:10:30~17:30

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、展示替え期間、年末年始

入館料: 料金は展示によって異なりますので、公式サイトをご参照ください。中学生以下:無料

 

江戸東京博物館(東京都)

江戸・東京の歴史や文化、生活を体感できる博物館。

江戸時代の日本橋や芝居小屋を実物大で再現した大型模型をはじめ、大名の駕籠などの体験型模型も充実。楽しみながら江戸・東京の歴史を学べます。

錦絵の展示はもちろんですが、特筆すべきは錦絵の制作工程と共に、錦絵が売られていた「絵草子屋(えぞうしや)」が再現されていること。

当時どのように錦絵が制作され、店先に並んでいたのかを見ることができます。

 

江戸東京博物館

開館時間:9:30~17:30

休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始

入館料: 一般:600円、大学生・専門学生:480円、高校生・中学生(都外) ・65歳以上:300円、中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童:無料(個人での料金になります。団体料金は異なるのでご注意ください。)

 

東京国立博物館(東京都)

明治5(1872)年に開館した日本で最も歴史の長い博物館。

本館2階で浮世絵の常設展示を行っています。

定期的な展示替えがあるため、何度足を運んでも毎回新しい体験ができます。

浮世絵の特別展示が開催されることもあり、スケジュールチェックは必須。

美術コレクター松方幸次郎が収集した「松方コレクション」が、所蔵する錦絵の中心となっています。

 

東京国立博物館

開館時間:9:30~17:00

休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、12月14日(火)、年末年始(2021年12月26日(日)~2022年1月1日(土・祝))、2022年1月4日(火)。その他臨時休館あり。

入館料: 一般:1000円、大学生:500円

 

「錦絵」のおすすめ関連書籍

錦絵を読む

おなじみの写楽や歌麿、北斎の作品を例に、錦絵の主要な画題である美人画、役者絵、名所絵を楽しく読み解きながら、作品の背景や作者、社会のありさまを読み解いていきます。

美人画を通して当時の流行を考察したり、落款の違いから「富嶽三十六景」の作成順序を考えたり、錦絵をただ愛でるのではなく、作者の署名の移り変わりや資料を参照して錦絵を考証する手引書です。

出版社 ‏ : ‎ 山川出版社 (2002/9/1)

 

ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代ー清長、歌麿、写楽

2010年~2011年に全国5会場で開催された「ボストン美術館浮世絵名品展」の展覧会図録。

世界有数の浮世絵コレクションで知られるボストン美術館の名品から、錦絵の黄金時代ともいわれる天明・寛政期(1781~1801)に焦点を当てています。

鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽を中心に、この時期の有力絵師の図版144点を掲載。

図版の解説や論文も充実しています。

ボストン美術館 浮世絵名品展

1,722円 (税込)

出版社 ‏ : ‎ 日本経済新聞社 (2010/1/1)

 

まとめ

日本のみならず、世界中の芸術家を魅了した錦絵。

誰もが一度は見たことのある作品の数々は、カラフルで、大胆で、ユーモラス。

江戸時代の庶民たちに、今で言う「ポスター」や「ブロマイド」、「観光案内」として親しまれました。

庶民の味方「錦絵」は、度重なる幕府の取り締まりにも滅びることなく、現代の私達をも魅了し続けています。

ぜひ一度、錦絵の世界に触れてみてください。時代を超えるパワーを感じ取ることができるでしょう。

 

 

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