映画歴史
CULTURE

歴史映画ランキング20!「シンドラーのリスト」「レッドクリフ」など、歴史映画の名作を紹介

歴史上の人物や出来事をテーマに制作された「歴史映画」は、教養にもなる人気の映画ジャンルです。

「エリザベス」や「リンカーン」など歴史上の人物を主人公に描いた作品、「トロイ」や「関ケ原」などの歴史的な戦いを描いた作品、歴史上の人物をモチーフに描いたコメディ作品など、洋画・邦画問わず様々な歴史映画があります。

今回は、歴史映画の名作20選をランキング形式でご紹介します。

 

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歴史映画ランキング20

20位 グラディエーター(2000)

ローマ帝国を舞台にした壮絶な復讐劇

西暦180年のローマ帝国。

ローマ軍将軍のマクシムスは、皇帝アウレリウスと皇太子コモドゥスとの皇位承継の確執に巻き込まれ、家族を処刑されたうえに、自身も奴隷の身分まで落とされてしまいます。

家族と権威を失ったマクシムスですが、コロセウムで死闘を繰り広げる剣闘士(グラディエーター)として名を上げることで、コモドゥスへの復讐を誓うのでした。

\ ここが見どころ /

本作は、ローマ帝国とコロセウムを見事に再現した映像美と復讐の強い意志を描いたストーリーが世界的に絶賛され、第73回アカデミー賞では作品賞を受賞しました。コロセウムでの迫力満点の死闘が見どころです。

2000年公開 監督:リドリー・スコット

『グラディエーター』を観る

 

19位 ブレイブハート(1995)

スコットランドの英雄を描いた
スペクタクル歴史映画

13世紀末のスコットランド。

イングランド軍によって家族を殺された少年ウィリアムは、難を逃れ故郷から離れた叔父の下で暮らすことに。

成人になり故郷に戻ったウィリアムは、幼馴染のミューロンと恋に落ち結婚しますが、イングランド軍によってウィリアムの目の前で彼女が殺されてしまいます。

イングランド軍へ復讐を誓ったウィリアムは、圧政に苦しむ人々を率いてイングランド軍を殲滅し、スコットランドの独立を叫び始めるのでした。

\ ここが見どころ /

メル・ギブソンが監督兼主演を務めた本作は、映画評論家から大絶賛され、第68回アカデミー賞では作品賞、監督賞、音響効果賞、メイクアップ賞、撮影賞の5部門を受賞する快挙を成し遂げました。実在したスコットランドの英雄ウィリアム・ウォレスの勇敢さと、迫力満点の戦闘シーンに心撃たれること間違いなしの超大作です。

1995年公開 監督:メル・ギブソン

『ブレイブハート』を観る

 

18位 リンカーン(2013)

歴史上最も愛された
アメリカ大統領の人生を描く

南北戦争末期のアメリカ。16代目大統領のエイブラハム・リンカーンが奴隷解放を訴えているなか、南北戦争の戦火が広がっていました。

彼は状況を好転させるために尽力をしますが、その一方で息子が北軍に入隊してしまうのでした。

史上最も愛されたアメリカ大統領として知られるリンカーンの人生を描いた伝記映画です。

\ ここが見どころ /

スティーブン・スピルバーグが監督を務め、主演はダニエル=デイ・ルイスといった著名人を迎えて製作された本作は、第85回アカデミー賞では作品賞をはじめとした12部門にノミネートされ、主演男優賞と美術賞を受賞しました。奴隷解放運動に尽力するリンカーンの姿はもちろん、父子の絆にも心打たれます。

2012年公開 監督:スティーブン・スピルバーグ

『リンカーン』を観る

 

17位 チェ 28歳の革命(2009)

革命家チェ・ゲバラの
半生を描いた伝記映画

1955年、南米を旅していたチェ・ゲバラはキューバの革命を計画するフィデル・カストロと運命の出会いを果たします。

カストロの計画に同調したゲバラは、キューバの独裁政権を打倒するべく28歳の若さでゲリラ活動を指導し、革命を成し遂げていきます。

20世紀最大の革命家として知られるチェ・ゲバラの半生を描いた作品です。

\ ここが見どころ /

「トラフィック」などの代表作で知られるスティーブン・ソダ―バーグ監督が、ベニチオ・デル・トロを主演に迎え製作した、上演時間4時間を超える大作です。28歳の若さでキューバ革命に乗り出し、39歳の若さで散ったチェ・ゲバラの半生に、思わず熱いものが込み上げてきます。

2008年公開 監督:スティーヴン・ソダーバーグ

『チェ 28歳の革命』を観る

 

16位 楊貴妃 Lady Of The Dynasty(2017)

傾城の美女、楊貴妃の
人生を描いた歴史スペクタクル

唐王朝隆盛期、死者弔いの儀式で舞を披露した玉環の姿に、皇帝・玄宗は心を奪われます。

その様子に危機感を抱いた皇后・武恵妃は、玉環が皇子・寿王の妃になる娘であると嘘をついたことで、玉環は王宮入りすることになるのですが…

「傾城の美女」と呼ばれた楊貴妃の波乱万丈の人生を描いた歴史スペクタクル映画です。

\ ここが見どころ /

「妻への家路」の代表作で知られるチャン・イーモウらの監督によって、ハリウッド映画「X-MEN:フューチャー&パスト」でも好演を見せていたファン・ビンビンが主演に迎えられています。楊貴妃の高貴で美しい様子と波乱万丈なドラマ、そして圧倒的なスケールで描かれる戦闘シーンからも目が離せません。

2015年公開 監督:シー・キン、ティエン・チュアンチュアン、チャン・イーモウ

『楊貴妃 Lady Of The Dynasty』を観る

 

15位 日本のいちばん長い日(2015)

太平洋戦争終結の
裏側で起こったドラマ

太平洋戦争末期、戦局が悪化していた日本は、連合軍からポツダム宣言を受け入れるよう迫られていました。

原爆投下後、降伏したことを天皇が発表した一方で、「日本は負けない」と固く信じている陸軍兵士たちがいました。

彼らは戦争を続行、本土決戦に持ち込むべくクーデターを起こし、事態はやがて大きな事件へ発展していくのでした。

 

半藤一利によるノンフィクション小説を、戦後70年のタイミングで原田眞人監督が映画化した作品です。

\ ここが見どころ /

役所広司や堤真一らの実力派俳優をキャストに迎え、第39回日本アカデミー賞では、優秀作品賞を含む多数の賞に輝きました。国民のために戦争終結を願う天皇と、日本の降伏を絶対に認めない軍人たち。豪華俳優陣の緊張感溢れる演技をお見逃しなく!

2015年公開 監督:原田眞人

『日本のいちばん長い日』を観る

 

14位 ジャンヌ・ダルク(1999)

英雄となった少女
ジャンヌ・ダルク

百年戦争下のフランス。イングランド軍に家族を殺され、村を焼き払われた少女ジャンヌ・ダルクは、親戚の家に引き取られます。

信仰深い彼女は神に救いを求めると、教会で神の声を聞き、自分が神の使いであることを確信します。

数年後、神の使いとしてフランス王家に謁見した彼女は、兵士たちを率いてイングランド軍を粉砕し、フランスの英雄となるのでした。

 

実在した百年戦争の英雄ジャンヌ・ダルクの誕生から最後までを描いた歴史映画です。

\ ここが見どころ /

百年戦争を率いた少女の勇敢さや迫力ある戦争シーンが見どころです。戦争の英雄になったにもかかわらず世間から冷酷な仕打ちを受ける彼女の最後は、考えさせられます。

1999年公開 監督:リュック・ベッソン

『ジャンヌ・ダルク』を観る

 

13位 アマデウス(1984)

アカデミー賞8部門受賞
モーツァルトの生涯を描いた映画

19世紀に活躍した天才音楽家モーツァルトの半生を、古い宮廷音楽家アントニオ・サリエリの視点から描いた映画です。

人々から尊敬されていた宮廷音楽家であるサリエリは、突如現れたモーツァルトの神がかった才能を目の当たりにし、モーツァルトに対して激しい嫉妬心を抱いてしまいます。

そして、事態は思わぬ悲劇へと進んでいき…

 

映画評論家から大絶賛された本作は、1984年度のアカデミー賞で作品賞を含めた8部門を受賞し、2019年にはアメリカ国立フィルム登録簿へフィルムが永久保存されるなど、映画文化を語る上でも欠かせない傑作映画として知られています。

\ ここが見どころ /

誰もが知る天才音楽家モーツァルトの破天荒さとその裏側に潜む繊細さ、そしてサリエリの抱く静かながらも激しい嫉妬心を史実を絡めながら楽しむことができる作品です。

1984年公開 監督:ミロス・フォアマン

『アマデウス』を観る

 

12位 ヒトラー 最期の12日間(2005)

独裁者アドルフ・ヒトラー
最後の12日間

1945年、戦況が大きく悪化していたナチスドイツの首相ヒトラーは、ソ連軍の砲火を避けるために官邸内の地下要塞へ退却していました。

誰もがドイツの敗戦を覚悟していた状況で、もはや正常な判断能力を失いつつあったヒトラーは非現実的な作戦を画策します。

 

「es エス」などの代表作で知られるオリバー・ヒルシュビーゲルが監督を務め、ブルーノ・ガンツがヒトラー役を演じています。

\ ここが見どころ /

戦況の悪化によって追い詰められた独裁者ヒトラーのリーダーシップと孤独、そして破滅に向かっていく心理描写が巧みに描かれています。製作国ドイツでは、公開時に様々な物議を醸したノンフィクションドラマです。

2005年公開 監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル

『ヒトラー ~最期の12日間~』を観る

 

11位 関ケ原(2017)

関ヶ原の戦いを
豪華キャストで描く

優勢かと思われた光成が率いる西軍が、いかにして家康に敗れたのか。

司馬遼太郎の小説「関ヶ原」を、「日本のいちばん長い日」などで知られる原田眞人監督がメガホンをとり、天下分け目の戦となった合戦「関ヶ原の戦い」を石田三成の生き様を通して描いた歴史スペクタクル作品です。

 

本作では、豊臣家への義を貫く石田三成役に岡田准一、天下統一の野望に燃える徳川家康役に役所広司、光成を愛し彼を支えた忍びに有村架純がキャスティングされ、かつてない人物像をそれぞれ熱演しています。

\ ここが見どころ /

策略を練り石田光成を追い詰めて行く徳川家康の静かな心理戦、迫力満点の合戦シーンが存分に楽しめる作品です。

2017年公開 監督:原田眞人

『関ヶ原』を観る

 

10位 トロイ(2004)

「トロイア戦争」を描いた
スペクタクル大作

紀元前12世紀、長らく敵対関係にあったトロイとスパルタはその確執を終結させようとしていました。

しかし、トロイの王子パリスがスパルタの妃ヘレンと恋に落ちたことで、彼女をトロイへ連れ帰ってしまいます。

これが原因で夫であるスパルタの王メネラオスは激怒。

ヘレンを奪還するために最強の戦士アキレスと1000隻の舟をトロイへ送り込みます。

こうして、後に伝説として語り継がれることになる歴史的な戦いの幕が切って落とされるのでした。

\ ここが見どころ /

伝説の戦いをブラッド・ピット、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガーなどの豪華キャストを迎えて描いた大作です。命がけで禁断の愛を貫くパリスとヘレンの苦悩と、古代ギリシャの勇壮な戦闘シーンが見どころの作品です。

2004年公開 監督:ウォルフガング・ペーターゼン

『トロイ』を観る

 

9位 ルイ14世の死(2016)

ルイ14世の最後を描いた
異色の歴史映画

フランスで最も称えられた王ルイ14世が、病床に伏してから亡くなるまでの約一ヶ月間を描いた歴史ドラマです。

1715年8月9日、心不整脈から左足に激しい痛みを覚えたルイ14世は、そのまま容体が悪化してしまいます。

食事もほとんど取れなくなった彼が、医師や側近に見守られながら衰弱していき、9月1日に亡くなるまでのその様子が淡々と描かれていきます。

\ ここが見どころ /

監督は前衛的な歴史映画を製作することで知られているスペイン出身のアルベルト・セラが務め、ヌーベルバーグを代表する俳優ジャン=ピエール・レオがルイ14世を演じています。18世紀の医師や貴族、側近などの力関係にも注目です。

2018年公開 監督:アルベルト・セラ

 

8位 ラストエンペラー(1987)

清朝最後の皇帝・溥儀
の生涯を描いた映画

1950年、第二次世界大戦の終結からソ連の拘留をとかれ中華人民共和国へ送還された戦犯たちの中で、一人の男が洗面所で自殺を図ります。

実はかれ、清朝最後の皇帝・溥儀でした。

溥儀は薄れゆく意識の中で、幼いころからの自身の半生を思い出していきます。

 

イタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督がメガホンをとり、激動の時代に翻弄された溥儀の人生を壮大なスケールで描いた本作は、第60回アカデミー賞で作品賞を含む9部門に輝いた歴史大作です。

\ ここが見どころ /

三歳にして清朝皇帝の地位についた皇帝・溥儀の半生を通して、衰退していく中国清朝の様子が描かれています。壮大なスケールの中で描かれる、皇帝の凛としたたたずまいも見どころです。

1987年公開 監督:ベルナルド・ベルトルッチ

『ラストエンペラー』を観る

 

7位 海賊と呼ばれた男(2016)

出光興産創業者、出光佐三を
モデルにした歴史経済映画

敗戦後の1945年、主要燃料が石炭だった当時、石油の将来性を感じていた国岡鐵造は石油業をはじめます。

様々な壁にぶつかりながらも独自の発想と行動力で事業を拡大していく国岡ですが、やがて欧米の石油メジャーから警戒された国岡は、石油輸入ルートを封鎖されてしまいます。

絶望的な状況の中、国岡はある大胆な行動へ乗り出すのでした。

 

百田尚樹の同名小説を、「永遠の0」でタッグを組んだ山崎貴監督と岡田純一主演で映画化し、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、綾瀬はるかなどの豪華キャストが共演しています。

\ ここが見どころ /

戦後の石油産業をけん引した名経営者・国岡の気概と行動力、それに加えて彼を支える家族や友人たちとの絆に心打たれる映画です。

2016年公開 監督:山崎貴

『海賊とよばれた男』を観る

 

6位 英国王のスピーチ(2011)

イギリス国王の感動ドラマ

イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の半生を描いた伝記映画です。

幼いころから吃音に悩まされ、人前に出ることを嫌う内気な性格だったジョージ6世。

王になることを望まなかった彼ですが、スピーチ矯正の専門家ライオネルと出会ったことから障害を克服していき、やがて心強い国王になっていく様子が描かれています。

 

「レ・ミゼラブル」で知られるトム・フーパ―がメガホンをとり、イギリスの名優コリン・ファースがジョージ6世を演じています。

第83回アカデミー賞では作品賞をはじめとする4部門に輝いた傑作映画です。

\ ここが見どころ /

吃音に悩まされていた王子の人間的な側面とそれを克服しようとする勇気に元気づけられる映画です。国民を勇気づける演説シーンに感動すること間違いなし!

2010年公開 監督:トム・フーパー

『英国王のスピーチ』を観る

 

5位 マグダラのマリア(2017)

聖女マグダラのマリアに
焦点をあてた伝記映画

イスラエル北部のマグダラに住むマリアは、ある日イエス・キリストと出会います。

男性優位の社会で苦しい思いをしてた彼女にとって、彼の起こす奇跡は大きな救いとなり、マリアは神に仕えることを誓います。

そして、イエスやその使徒と共に、神を伝えるための旅に出ることを決意するのでした。

 

イエス・キリスト役にホアキン・フェニックス、マリア役にはルーニー・マーラを迎え、ガース・デイヴィス監督によって製作されました。

\ ここが見どころ /

新約聖書の中で重要な役割を果たすマグダラのマリアを、史上初めて主人公に描いた作品です。壮大な映像と音楽の中で描かれる、イエス・キリストに見せられたマリアの篤い信仰心に圧倒されます。

2019年公開 監督:ガース・デイビス

『マグダラのマリア』を観る

 

4位 エリザベス(1998)

ケイト・ブランシェットが
エリザベス1世を好演

16世紀のイングランド、カトリック派である女王メアリーはプロテスタント派である王位継承者の腹違いの妹エリザベスをロンドン塔に幽閉します。

しかし、メアリーが病に倒れ崩御した後、エリザベスが女王の座に即位することに。

重臣から他国との政略結婚を勧められていながらも、エリザベスはかつてからの恋人であるロバート・ダドリーとの愛を深めていきます。

そんな中、様々な謀略と裏切りが渦巻く宮廷内で、エリザベスは命を狙われはじめるのでした。

ケイト・ブランシェットが主演を務め、エリザベス1世を好演しています。

第71回アカデミー賞では7部門にノミネートされ、メイクアップ賞にも輝いた本格歴史ドラマです。

\ ここが見どころ /

自らの運命を変えるべく立ち上がる少女のたくましさと、多くの苦難を経て女王としての風格を身に付けて行く姿が描かれています。謀略渦巻く宮廷の描写からも目が離せません。

1999年公開 監督:シェカール・カプール

『エリザベス』を観る

 

3位 硫黄島からの手紙(2006)

硫黄島の戦いを
日本人の視点から描く

太平洋戦争の最中である1944年。

小笠原方面最高指揮官である栗林は、悪化する戦況の中で最後の砦である硫黄島の防衛を任されることとなりました。

かつてない斬新な作戦の立て方や部下への体罰を戒める栗林の振る舞いに、硫黄島での戦いに絶望を感じていた兵士たちにすこしの希望が芽生え始めます。

日本に残した家族への想いを手紙に残した兵士たちは、上陸してくるアメリカ軍と想像を絶する激しい戦いを繰り広げるのでした。

 

クリント・イーストウッド監督がアメリカ人からの視点で硫黄島の戦いを描いた「父親たちからの星条旗」の対になる作品として、日本軍の視点から同戦争を描いた作品です。

第79回アカデミー賞では4部門にノミネートされ、音響編集賞を受賞しています。

\ ここが見どころ /

生きて帰れるかわからない絶望的な状況の中でも、国に残した家族を守るために命を賭けて戦った兵士たちの想いに心を打たれます。渡辺謙をはじめとする日本人俳優たちの高い演技力も見どころです。

2007年公開 監督:クリント・イーストウッド

『硫黄島からの手紙』を観る

 

2位 レッドクリフ(2008)

三国志で描かれる
伝説の戦を映像化

西暦208年、中国。

天下統一を目指して勢いを増す漢の丞相・曹操率いる大軍に対し、圧倒的な戦力差から撤退を余儀なくされた劉備は、軍師・孔明の提案によって敵である孫権の軍勢と同盟を結ぶことを決意します。

使者として孫権軍の司令官の周瑜と対面した孔明は、彼と意気投合し共に曹操と戦うことに。

赤壁付近で曹操軍と対決するために、2つの勢力は軍を動かしていくのでした。

 

中国の古典小説「三国志演義」で描かれる「赤壁の戦い」を、かつてないスケールで描いた歴史スペクタクル映画です。

中国映画史上最高額の費用をかけて作られた本作は、中国国内のみならず世界的にも大ヒットを記録しました。

\ ここが見どころ /

中国の歴史戦争を忠実に描いたストーリーと死を恐れずに戦う兵士たちの覚悟が、かつてないほどの壮大な映像で描かれています。

2008年公開 監督:ジョン・ウー

 

1位 シンドラーのリスト(1994)

多くのユダヤ人を救った実業家
シンドラーを描いた不朽の名作

第二次世界大戦中、ナチスドイツに占領されたポーランドでは、実業家オスカー・シンドラーが戦争を利用して事業を成功させようとしていました。

ユダヤ人の迫害が進む中、彼はユダヤ人から工場を払い下げてもらい、安価な労働力としてユダヤ人を雇い入れることで事業を拡大していきます。

しかし、彼らに対するナチスの迫害はエスカレートしていき、ついに大量虐殺が始まります。

それまで金儲けにしか関心がなかったシンドラーでしたが、次々に殺害されていくユダヤ人の姿を目の当たりにした彼は、できるだけ多くのユダヤ人を虐殺から救うためにある“リスト”を作成するのでした。

 

多くのユダヤ人の命をナチスの虐殺から救った実業家オスカー・シンドラーの実話を、スティーブン・スピルバーグ監督がメガホンをとり映画化。

第66回アカデミー賞では、作品賞などの7部門に輝いたノンフィクションの名作映画です。

\ ここが見どころ /

ナチス占領下でできるだけ多くのユダヤ人を救おうとしたシンドラーの勇気と、ラストシーンは何度見ても感動します。人生で一度は見ておきたい名作ヒューマンドラマです。

1994年公開 監督:スティーヴン・スピルバーグ

『シンドラーのリスト』を観る

 

まとめ

いかがでしたか?

歴史映画の多くは史実をベースにして描かれており、深い感動や人生の教訓を得られる名作が数多くあります。

歴史の流れや異国の生活文化を、楽しく理解できるのが歴史映画のメリットです。

ぜひ皆さんも、気になる人物や時代に関連する映画を探してみてください。

 

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